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2003年11月17日

ハイパーテキストと印刷メディア [雑記]



訳あって、大学の実習用テキスト(HTML関係)を作成する事になったのですが、これがなかなかの曲者。何しろ、印刷して提供しなければいけないのですから。ハイパーテキストの便利さを嫌というほど思い知らされる。


膨大なテキストをMS WORDのような(私にとって)非効率的なアプリケーションを使って作る気にもなれないし、再利用性も考えて専らサクラエディタでちまちまとHTMLで書いていくことにしたのだけれども、印刷物というメディアを意識する以上、ある程度レイアウトに関しては意識しなくてはならない事に気付いた。例えばたった1~2行しか印刷されずに後はまっさら、というページがあってはまずいだろうし、そのためには文章を一部後から削ったりする。また使える枚数にも限りがあるので、どうしても何度も「印刷プレビュー」とにらめっこしなければならない。これって、ものすごく苦痛な作業なのですが。


レイアウト情報を保持しないマークアップ言語の手軽さを改めて認識した気がする。だって、これと同じ事をWebでやろうとしたら気が遠くなりますよ。ブラウザ毎のレンダリング方法やどんなディスプレイ解像度を使ってるかなんて気に掛けていたらキリが無い。ただ純粋に構造を明示したハイパーテキストを配信してやれば良いだけで、それをどうやってレンダリングするかはレンダラ(ブラウザ)に任せておく(もちろん、推奨するスタイルを独自に提供しても良いが)というHTMLの概念は、作成者としてはこれほど楽な事は無い。


むしろそのためにMS WORDであり、一太郎なのだから、わざわざHTMLで書くならば印刷後のレイアウトなど気にするな、という意見もごもっともですが。media="print"用のCSSプロパティだってあるだろうし。


で、一番辛いのがハイパーリンク。あの青字の下線で表現された『Webの生命線』を印刷物では表現できない。たとえばユーザに参照させたい記事があるとき、Webならば“生命線”を引っ張ってやる事で済む話だが、印刷メディアでの代替方法というと、参照すべき「ページ番号」を提供するしかない。印刷してみなければページ番号なんて解る筈無いし、後から途中に1ページ加えようなんぞ考えたら大変な事になる。そもそもページ番号と記事の内容に何ら必然的な関連性は無いわけで。


まあ、折角の“初心者にValidなHTMLを普及させる好機”なので、有効に使わせて頂きます。あまり過度に啓蒙的過ぎないようには気を付けますが。


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